続・雅俗繚乱 ―江戸の秘本・珍本・自筆本―

2024年5月10日(金)〜 2024年6月29日(土)月〜土曜10-17時
※福岡ミュージアムウィーク2024期間中(5月18日(土)〜26日(日))は日曜日も開館

九州大学附属図書館では、本学が所蔵する貴重資料を広く公開するため、毎年、貴重文物展示を開催しています。今回は、本学を代表する 所蔵コレクションである「雅俗文庫」の展示を行います。

雅俗文庫の展示会は、平成27年にも「雅俗繚乱 : 中野三敏江戸学コレクションの世界」と題して開催し、非常に好評を博しました。その後の数年に及ぶ調査を経て、あらたな切り口で雅俗文庫を紹介します。あわせて、江戸時代の思想・文学をご専門とする川平敏文教授(九州大学人文科学研究院)によるギャラリートークや講演会も予定しています。

雅俗文庫から選りすぐりの貴重書等およそ70点を、「多色刷の世界」「文人・大田南畝」「名家の自筆資料」「写本随筆の愉しみ」「春本の雅俗」「江戸のハウツー本」といった6つのコーナーに分けて展示します。 多くの皆様のご来場をお待ちしております。

<雅俗文庫>

江戸文学・書誌学研究の第一人者で、本学名誉教授の中野三敏氏の手により蒐集された江戸期和装本を中心とするコレクション。「雅俗」の名称は、和歌・漢詩・擬古文の類で伝統文化にあたる「雅」、俳諧・川柳・小説の類で新興文化にあたる「俗」による。 本文庫には、雅俗双方にわたる資料のほか、雑書類などの珍本・奇本も数多く含まれており、江戸文化研究に欠かせない資料群といえる。九州大学附属図書館では平成21年から受け入れを進め、和装本が約8,300点(約15,000冊)、洋装本が約5,300点(約7,100冊)に上る。

■ギャラリートーク

実際に展示品を鑑賞しながら、展示の監修者である川平敏文教授(九州大学人文科学研究院)に見どころを解説していただきます。

【対 象】一般、高校生、在学生、教職員、その他
【日 時】令和6年5月18日(土)13:30-14:00
【場 所】九州大学 伊都キャンパス フジイギャラリー
【申 込】参加お申し込みはこちら>>(定員10名・先着順)、参加無料

■講演会「江戸文化の路地裏へ―中野三敏が愛した和本たち―」

江戸時代の思想・文学をご専門とする川平敏文教授(九州大学人文科学研究院)にご講演いただきます。講演は、会場での対面参加に加えて、オンライン同時配信も行います。

【対 象】一般、高校生、在学生、教職員、その他
【日 時】令和6年5月18日(土)14:30-15:50
【場 所】九州大学 伊都キャンパス 中央図書館4階Sky Cute.Commons(アクセスマップはこちら)※オンライン同時配信あり
【講演者】川平敏文(九州大学人文科学研究院 教授)
【申 込】参加お申し込みはこちら >>(申込〆切 5月16日)、参加無料

【お問い合わせ】
九州大学附属図書館利用者サービス課サービス企画係
電話:092-802-2481
Mail:touservice★jimu.kyushu-u.ac.jp ※メールアドレスの★を@に変更してください。

※できるだけ公共交通機関をご利用ください。
※お車でお越しの方は、守衛所にて、図書館貴重文物展示にいらした旨、お伝えください。

開催期間
2024年5月10日(金)〜
2024年6月29日(土)
会場
フジイギャラリー
主催
九州大学附属図書館
共催
九州大学総合研究博物館