
触発を促し
創造性を育む
発想する空間
フジイギャラリーは、ただ「展示をする」だけの場所でなく、みなさんの触発を促し、その創造性を育む「発想する空間」です。試みや実践(行動)を積み重ね、みなさんとともに「場」を共に創り、様々な価値をうみだし、それらを体感・共有しながら次のアウトプットへつなげていくことを支援します。
主な対象は本学構成員ですが、来訪者や市民のみなさまにもご利用いただき、様々な垣根を超えた交流を目指しています。打ち合わせやキャンパスの“第三の居場所”としてはもちろんのこと、実践研究への利用場所、研究を「みえる化」するための共同企画実施など、挑戦的な使い方を想定しています。
設計: 九州大学施設部・(株)徳岡設計
施工:(株)環境施設
構造:鉄筋コンクリート造 平屋建
規模:延床面積 393.24 ㎡
高さ10.20m
竣工:2020年10月23日
人々の集いや表現の場である椎木講堂。書籍による知の集積・探究の場である図書館。フジイギャラリーは、その中間に位置しています。
両者のあいだに新しい流れをうみだし、本学が目指す総合知を共創し表現できる場となることを目指しています。
「本学学生が大志を持ち、より大きく羽ばたいて欲しい」という、企業創業者でもある寄附者 藤井德夫様(本学卒業生)の思いを反映。
「鳥の羽」にみたてた九大博物館ロゴの形がデザインに取り入れられています。
G1は、このギャラリーの「あり方」を体現している空間です。 外構と同じ塗装壁面が延長しており、また見通しのよい開放的な空間は、屋外や通路と一体化する縁側のような場所です。 交流しながら、創造のきっかけをつくったり、触発を共有・発展させたりすることを促します。
G2は、天井を高くすることで、様々な企画展に対応できるようにしています。曲線壁で囲われた閉鎖的な空間を活かし、ここでだけで可能となる表現や体験、試みなどを促します。
沿革
2019.01 | ギャラリー整備計画プロジェクトチーム設置 |
2019.07 | ギャラリー建設費用へのご寄附決定 |
2019.08 | 設計着手 |
2019.11 | ギャラリー名称決定 |
2019.12 | 工事着手 |
2020.03 | 「新ギャラリー利用・展示計画」策定 |
2020.08 | 当面の管理運用計画について策定 |
2020.09 | 工事完了 |
2020.09.28 | 建物完成式典 |
2020.10 | 竣工 |
- 2021.03 | 枯らし期間 |
2021.04 | 職員着任 |
2021.07 | 学内者限定試用開始(G1) |
2021.12 - 2022.02 | 先行展示(G2) |
2022.05 | 全館グランドオープン |